裁断機DC-200Nでラベル紙をカットすると右側の紙が折れるようになった。
こんな感じに折れてしまう。
使い物にならないな。
ということで、色々調べてみた。
結果、折れる原因を発見して対策できた。
一時は裁断機の買い替えまで考えたんだけど、自分でなんとかできるかな?
思い当たる部分を色々手入れしてみた。
時系列で書いていきます。
糊を落としてみる
これまで裁断機はラベル紙をカットする専用にしていた。
当然ラベルの糊がカッター刃や駆動部にまとわりついてしまう。
コレは溶剤で落としてみた。
使ったのはジッポライターのオイル。
意外かもしれないが、コレで糊は落ちるのだ。
糊を落としてみて、切れ味は良くなったが、折れるは改善されなかった。
カッターマットを交換してみた
DC-200Nを購入してからカッターマットはずっと同じものを使い続けていた。
セットする方向を変えると4回分の交換に相当するので、今まで方向の入れ替えで対応していたのだ。
カッターマットの切れた溝が深くなっているのが原因か?
という見解。
新品に交換してみたが、逆に切りにくくなった。
切れた溝があることに寄って切りやすくなっていた?のかもしれない。
折れるのは改善されない。
カッターマットも原因ではない、という結論に至った。
刃の取付部分の清掃
最初にカッター刃の糊は落としたが、刃を取り付けている部分も糊が付いていたのでここも清掃した。
動きは良くなったが、折れるのは改善されない。
ここが原因ではないな。
替刃にしてみる
カッター刃が劣化しているのか?
と考えて、新品のカッター刃にしてみた。
が、折れるのは改善されない。
カッター刃の周辺部分じゃあないのかも。
紙押さえ部の解体
紙押さえ部を本体から外す
折れるのとは関係が少ないと思ったが、紙押さえの部分の汚れが気になったので、解体してみた。
解体は裏側からこの部分をプラスドライバーでネジを外すだけ。
2ヶ所あるが、1ヶ所はずせば紙押さえは本体から外れる。
ネジとバネが出てくるので、なくさないようにご注意を。
紙押さえをはずしてみたら、思ったとおり汚れがある。
折れるのは紙押さえの外側で起こっているので、直接的には関係ないが、清掃しておく。
駆動部を紙押さえ部からはずす
紙押さえ部をねじで外した側に駆動部(カッター刃の付いている部分)をスライドすることで紙押さえはらはずすことが出来る。
駆動部の汚れを見つけた
駆動部の左側上部に糊の付着(かたまり)を発見した。
かなりの厚みがある。
もしやこれがラベル紙にぶつかって折れるのを引き起こしてるんじゃないか!!
発見できて、上機嫌!!
糊の付着部を清掃した。 ↓ きれいになった。
清掃後に駆動部、紙押さえを取り付けて、カットのテストをした。
折れることは改善された。
やはり駆動部の汚れが原因だった。
最後に
裁断した紙の外側が折れてしまうのは、駆動部の外側に原因があった。
考えたらすぐに分かりそうなものだけど、順を追って一つづつ検証したのが良かったと思う。
各手順を踏んだおかげで裁断機の清掃にもなった。
今回の裁断機はラベル紙専用にしていたので「糊がかたまったのが原因」であった。
糊が原因なのは当初の考え通りだったが、駆動部の裏側に糊のかたまりがあったのは思いもよらなかった。
コレは駆動部を解体して初めてわかったこと。
手を加えることが出来る範囲は試してみたほうがいい。
と、改めて感じた。
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