オークションに限らず、雑誌や新聞を送ってもらう場合、送料はなるべく安くしたいものですね。
雑誌や新聞はある特定の条件を満たすと格安で郵送することが出来ます。
特に裏技というわけではなく、日本郵便株式会社の第三種郵便物という制度を利用するのです。
一般にあまり知られていないので、どのようにすればいいのかをこの記事で解説します。
第三種郵便物って、出版社などの企業でしか送れないんじゃないの?と、疑問に思われるかもしれませんが、これは個人で送る場合も利用することができます。
この方法を使って雑誌や新聞の郵送で費用を安く抑えてみませんか?
通常の郵便に比べて低廉な料金で送付することができるので、これを利用しない手はないでしょう。
雑誌や新聞を郵便で格安に送る方法
どんな雑誌や新聞でもこの方法が使えるわけではありません。
第三種郵便物の条件を満たしている必要があります。
その条件の確認方法はいたってかんたんです。
適用できるための条件
(1)送りたい雑誌や新聞に「第三種郵便物認可」の記載があるもの
(2)大きさ、重量の制限におさまっていること
ここで注意することは、信書や写真等、雑誌や新聞以外のものを同封することは出来ません。
※信書とは「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」です。一般的には手紙のことを指します。
「第三種郵便物認可」の記載
以下に「第三種郵便物認可」の記載の例を写真で示します。
・新聞の例:
・雑誌の例:
大きさ、重量の制限
・大きさの最大
A=60cm
A+B+C=90cm
・大きさの最小
円筒かこれに似たもの
上記以外
・重量 1kgまで
雑誌や新聞を郵便で格安に送るやり方
(1) 定期刊行物に「第三種郵便物認可」の文字を記載するなど第三種郵便物の表示条件を満たすものであること。
(2) 開封したものであること。
開封した箇所より「第三種郵便物認可」の文字が確認できる状態であること
開封の例:
開封に関する公式の見解
開封とは、封筒の納入口又はこれに相当する部分の全部又は大部分を開いてあるもので、郵便物の種別の認定が容易にできる状態となっているものです。
「大部分を開いてあるもの」とは、少なくとも納入口等の半分以上を開いたものである必要がありますが、半分以上を開いてあってもその部分から郵便物の種別の認定が容易にできないものについては、開封としたものとはいえません。
雑誌や新聞を郵便で格安に送る料金
料金は以下の表のとおりです。
この料金は、切手を貼り付けるか郵便窓口にて料金納付により行ってください。
切手を貼り付けた場合はポスト投函で差し出すことができます。
※2024年10月1日の郵便料金改定において、料金の変更はありません。
(据え置きです)
梱包した荷物の重さ | 送料 |
---|---|
50gまで | 63円 |
100gまで | 71円 |
150gまで | 79円 |
200gまで | 87円 |
250gまで | 95円 |
300gまで | 103円 |
350gまで | 111円 |
400gまで | 119円 |
450gまで | 127円 |
500gまで | 135円 |
550gまで | 143円 |
600gまで | 151円 |
650gまで | 159円 |
700gまで | 167円 |
750gまで | 175円 |
800gまで | 183円 |
850gまで | 191円 |
900gまで | 199円 |
950gまで | 207円 |
1000gまで | 215円 |
最後に
第三種郵便物は、
「国民文化の普及向上に貢献すると認められる定期刊行物の郵送料を安くして、購読者の負担軽減を図ることにより、その入手を容易にし、もって、社会・文化の発展に資する」
という趣旨で設けられています。
第三種郵便物の料金は、第一種郵便物の料金に比べて格安な料金となっていますが、その費用は他の郵便を利用している方の負担により成り立っているものです。この制度の趣旨をご理解の上、ご利用ください。
コメント
おかげさまで安く送ることができました。重量ごとの料金一覧もあり助かりました。丁寧な説明をありがとうございました。